2008年6月27日金曜日

金型の内冷

油性離型剤を使い一番内部冷却で問題となるのが、固定型スリーブ、分流子、小径ピン、
フィン(羽形状部)でしょう。
水溶性離型剤の様に、大量に吹き付けて外冷を行う事が出来ないので、内部冷却を強化しなければならない事です。
元々、金型温度が上がらない型に対しては分流子、固定スリーブの内部冷却強化で行けますが、
その様な金型は、20型に1型か?30型に1型程度でしょう。
この内部冷却が出来なくて、油性離型剤での鋳造を断念、挫折が始まります。
たまたま、油性離型剤で鋳造が出来たとしても、サイクルタイム短縮が出来ない、
連続生産が出来ない、焼き付き、トラレが多発するなど、生産管理を行ってい部署からは、
「油性離型剤なんかやめちまえー」の声が大きくなる事でしょう。

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