2008年6月26日木曜日

油性離型剤を使用する為には?

油性離型剤を使用するに当たり、何が必要か?何をやらなくてはならないか?ですが。
やはり、金型の温度を把握する事が一番でしょう。
現状の金型温度(表面温度)が何度になっているか?知る必要が有ります。
手っ取り早いのが、サーモグラフィーで映像を取り把握するのがベターで有ると思います。
非常に高価ですが、サーモグラフィーを使い金型温度を撮った瞬間に金型温度に対する考え方が変わります。
サーモグラフィーを使用しないで温度測定をする場合は、レーザーを使った温度測定機で有り、接触温度計が有りますが、いずれにしても、ピンポイントでしか測定出来ません。
金型温度を把握したら、今度は金型冷却です。
金型冷却と言っても、現状のダイカストメーカーでは、押すだけの冷却方法が一般的の様です。
私の冷却方法は、4つ
1.通常に押冷却
2.強く押冷却(小径ピンなど)
3.引く冷却
4.間欠で、押したり引いたりする冷却
この4つを組み合わせて金型冷却を行います。
油性離型剤を使用して鋳造を行うに当たり、問題点がここに有ります。
水溶性離型剤を使う場合、多少金型温度が高かろうが、離型剤を多めに塗布して金型を冷やしますが、油性離型剤ではそれが出来ません。
金型の内冷に頼るしかないのです。
内冷に頼ると言う事は?次回

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