2009年6月8日月曜日

床のツルツル

前回、床がスケートリンクと言う表現で書きましたが、スケートリンクになる要因として、
金型冷却水の大量漏れも原因ですので、付け加えます。
離型剤とトグル潤滑油とが混ざって床に流れ落ちるほどの大量漏れが有ると悲惨な状態になりますね!!知って見えると思いますが。

2009年6月7日日曜日

30年前の鋳造現場 Ⅱ

油性離型剤のブログの書き出しが、前回書いた「離型剤を灯油で希釈して塗布して、気分が悪くなった」話しだったと思います。
辛かったけど、懐かしく感じています。あの頃!!
工場の床がキレイで、今の様に、ペンキを塗っていたわけではないので、コンクリートの地のままでした。
しかし、今思うとキレイな床で有ったし、作業服も一週間位洗濯しなくても汚れなかった。
今は!!と言うと。床はスケートリンクの様にツルツル滑るし、作業服は汚い!!
毎日洗濯しなくてはならないほど。(真夏の汗をかいた時は別ですよ!潔癖症の人も別ですよ。)
特に、ツルツルした床は、歩くのにコツがいる。いっそ、スケート選手の様に、腕を横に振って滑る様にして歩く。そんな歩き方が一番良かったりして。まー!!油性離型剤に変えて行くと、それが少なくなりますよ。と言う話しです。

2009年6月1日月曜日

30年前の鋳造現場

30年前、私は「栄興社」と言う所の「職業訓練生」でした。
けして、優秀な方では無く、20代近い若者がやるような事をやっていました。
(川口駅から京浜東北線で新宿まで、途中で池袋で乗り換えたかな)
東京があこがれの町で、20分程度で新宿へ行ける町、川口市が好きでした。
土曜の午後5時、作業終了の合図が鳴れば、鋳造機から離れる。しかし、ダイカストて、溶解した溶湯を処理しなくてはならない。(あの当時、丸炉でした)100㌔位の溶解炉、くみ出すのが、5時のチャイムが鳴ってから!!しかし、頭使ったね、あの頃!(いいかげんだった事も有る)午後4時には、溶解炉に材料を入れない。(くみ出すのが嫌だから)鉄るつぼで、半分くらい溶湯が残っていてもOKでした。(割れないから)そんな段取りを昼休み頃から、仲間連中と話しながら、頭がフル回転!!いかに早く新宿に行くか?道具の片付け、溶湯のくみ出し、機械の掃除、鋳造をやりながらやっていた記憶がある。
色々なお客さんと話しをしていると、そんな話しを思い出します。

さてさて、油性離型剤の話しになりますが、
「Eカメラシャーシ」と言う鋳造製品が有り、とにかくスケルトン、骨のダイカスト品。カメラの骨組みをダイカストでやっていました。それに使っていた離型剤が、油性離型剤で、外形にして2㎜程度の四角い骨を組み立てた様な形の製品を鋳造するのですが、金型温度が上がらない。水溶性離型剤を使ってハンドスプレーで鋳造しても金型温度が上昇しないから、鋳造出来ない。だから油性、四角い筐体ですから、センター射出。30年前!!理屈に合っていたな?と思うことが有る。次回!!