2008年7月14日月曜日

溶解温度

油性離型剤を使って鋳造した場合、溶解温度を低く設定出来る。
この事は、金型冷却が完全で無い時、金型温度を下げたい思いが有り
やって見ました。 (鋳造する製品にもよりますが)
最高はADC-12で590℃の温度で出来ましたが、ラドルの中で固まってしまい
連続鋳造が出来ませんでした。
610℃~620℃が連続鋳造出来る限界点かな?
しかし、ラドルはセラミック製の物を使用しないと、610℃~620℃でも
固まる可能性が有ります。現状がセラミックスリーブを使用して連続生産してますが。
溶解温度を下げると、ガス代が安くなる???
そんな話しが以前から「うわさ話し」の様に有りましたが、実際は?
反射炉を使って溶解しているダイカストメーカーがほとんどだと思いますが、
反射炉は、溶解室と保持室に分かれており、610℃に溶解温度を下げても
溶解するバナーの熱量がそんなに下がらない。
保持室にしても多少の熱量は下がると思うが、期待するほどの省エネが
出来なかった。
何が良いか!と言うと、ダイカスト工場の作業環境が、すこし良くなるかな?
反射炉の保持室のレンガの保ちが良くなるかな?ですね!
溶解温度を下げて鋳造すると鋳造品はどうなるか?
次回!!

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